令和5年度 女子部主将挨拶

みなさんこんにちは、今年度女子部主将と主舵を務めます。青木涼と申します。
農学部の獣医学科に在学中です。

何もアクシデントが起こらなければ、来年の9月までの1年間が私にとって現役選手として漕艇部で過ごす最後の一年になるはずですが、始まって2週間が経とうとしている今、私はとてもワクワクしています。

今年の女子部の競技目標は「選手全員が最終日に進出する」です。
現在漕手3名、COX1名、スタッフ1名で構成されていますが、漕手は小艇で、COXは付き艇で最終日進出を目指します。

今年のインカレに、私は女子の付きフォアにCOXとして参戦しました。結果は12艇中12位。最後のレースは途中まで本当に良い調子だったのですが、COXの私の技量不足でレーンを大きく侵害することになり失速。最終位に終わりました。
審判艇の波で舵が効かなくなったということが原因とは言え、散々お世話になった一つ上の先輩方をこのレースで送り出さなければいけないのが申し訳なく、涙が止まりませんでした。
レース後の懇親会中も居た堪れなくて、レース結果を全員の前で報告する際は顔を上げられませんでしたが、その中で先輩が言った「私大に勝つことは後輩に託す」という言葉が胸に残りました。

セレクションを経て入部する選手が多い私大と、女子がそもそも少ない東大とのボート競技における壁は高く、厚いものです。

とはいえ、同じ日本人で、同年代。全く歯が立たない相手ではないと思います。
今年中は無理かもしれないけど、来年、再来年、10年後、20年後には本当に東大女子が日本一になる日が来るかもしれません。
先輩の言葉に、私たちが繋いでいく未来の先が見えた気がして、胸が熱くなりました。

未来に希望を繋いでいくためには、現在の我々が正しいトレーニングを積み、知識をつけ、強くなるためのシステムや制度を確立していく必要があります。今年度は、前年度の遺産を受け継ぎつつ、さらに全員がトレーニングに詳しくなり、練習そのものを楽しんでいけたらと思っています。
今までの先輩方が託し、託されてきたバトンが私に巡り、私も次にバトンを渡せることがとても嬉しいです。
まずは、バトンを持って走り始めるところから。
令和5年度女子部の応援をよろしくお願いいたします。

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令和5年度女子部主将 青木涼

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