夢を追える場所

こんにちは。新3年漕手の石綿です。

 先日(とはいっても10日程前ですが)、東大の合格発表がありました。2年前、大学で何をしようかワクワクしていた自分を思い出しつつ、そこからボート部に入り、新入生を歓迎する立場となって当時を振り返ってみると、やはり入学した当初の夢に溢れた時期が一番キラキラしていたと思います。
 あの頃の夢は、今思うと「現実を見ろ!笑」と言いたくなるようなものばかりでした。いろんなサークルに入って、友達もたくさんできて、家で朝まで飲み明かして、時には旅行にもいって、みたいな大学生活を思い描いていました。ただ、実際入ってみると、コロナで授業はおろか、サークルや部活などの対面活動も禁止、そんな中でたまにあるクラスズーム(クラスの人とzoomを使ってオンライン上でゲームとか喋ったりするもの)で愛想笑いを浮かべる自分がいて、「あぁ…なんかもう無茶苦茶だなぁ」と崩壊しかかっている夢に虚無感を感じていました。

 そんな中で、ボート部の先輩と知り合いました(正しくは、高校の部活の先輩で、東大ボート部に入った先輩と再会しました)。その時に、先輩はボートという競技で日本一を目指しているという夢を語ってくださいました。東大生が、スポーツで一番になるなんて、それこそ「現実を見ろ!笑」と思ってしまうような夢だったかもしれません。ですが、その時先輩から語られた夢は、不思議とそんな印象を与えず、むしろ他人であるはずの自分を引き込ませるようなものでした。同時に、高校時代に軟式野球部でレギュラーの座を取れなかった自分が、それを誤魔化すかのように勉強をし続けて東大に入った自分が、心のどこかで感じていたスポーツで活躍したいという夢。それに気づかされた時でもありました。
 そんな夢を語る先輩の姿に惹かれた自分は、ボート部に入り、「日本一」という夢を追い続けています。夢物語だとは決して思っていません。もちろん簡単だとも思っていません。でも、達成したいと思っています。

 ボート部では、日々たくさんの夢が飛び交っています。
「今度のエルゴ2000で6:50絶対切るわ!」
「私、将来獣医になりたいんだよね」
「パン屋さんでバイトしたいなぁ」
「日本一にふさわしい取り組みをしよう」
 そのどれもが、希望に満ち溢れていて、「頑張れ」と応援したくなります。ボート競技で日本一になる(女子部であればインカレ入賞)という大きな夢を掲げているからこそ、自然と部内には夢が溢れているのかもしれません。ボート部は夢を追える場所だと思います。

ブログの写真

(同期マネージャーの川上に先日撮ってもらったチェキ。最近よく笑うようになったと思います。)

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