こんにちは。京大戦オープンレースで男子舵手付きフォア、木鶏クルーのCOXを務めます、1年の船越翔太です。現在初めての減量生活が佳境を迎えております。大学生という禁欲とは最もかけ離れた4年間の真っ只中で禁欲的な生活を続けることについて、私を憐れむ方も多かろうと思います。しかし、スタッフ・マネージャーのみなさんが作ってくれる食事がどれほど美味しいのかをここ1、2週間でひしと感じています。何かを制限することは、その何かの存在のありがたさに気づく機会を提供してくれるのでしょうね。この文体から見てもお分かりいただける通り、禁欲的な生活を続けすぎて悟りを開く寸前の状態になっていますのでご了承ください。
さて、本題に入りましょう。木鶏クルーのメンバー紹介をします。私は自己紹介を、他のクルーメンバーは私から見た日頃の印象を記述しました。
#C:船越翔太
10月からコックスに転向しました。メンタルの波が激しいのが弱点ですが、最近は割と安定中です。初めての対外戦で緊張もしていますが、漕手が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、残りの時間はコールの研鑽とクルー全体の安定感を完璧にすることに努めていきます。
#S:鹿出泰輝
クルー全体のリズムの要である彼は、日頃は菩薩のように優しく、柔和な笑顔を浮かべています。しかし、乗艇中は鬼の如く、全力でメニューをこなしており、平時と乗艇中の切り替えについて本当にリスペクトしています。本番はいつも以上に闘志をみなぎらせ、勝利を手繰り寄せる最高のリズムを刻んでくれることでしょう。
#3:佐藤耕之助
同期1番の長身を活かし、木鶏クルーのエンジンとして活躍しています。一見クールな彼ですが、勝負事に対するモチベーションが極めて高く、やる気になった彼を止めることはできないでしょう。一発勝負の本番に最高の集中力で臨み、過去1番の漕ぎができることを確信しています。
#2:王寧
パワープレイヤーが集結した木鶏の中でも最もパワフルな漕ぎをしてくれる熱き男です。また、クルー全体のフィードバックや、やる気を出させるための声掛けを積極的に行ってくれるため、コックスの私は非常に助かっております。先日「京大戦のレースで勝った瞬間をイメージすると寝られなくなる。」と言っていたのが印象的です。ここまで頑張ってくれた彼含めクルー全員が最高の瞬間を迎えられるよう、残り数日励んでいきます。
#B:大星温音
ただでさえバランスの取りにくい新人付きフォアにおいて、バランスがモロに影響を及ぼす難しいポジションを務めてくれています。私からは背中合わせで彼の呼吸音が聞こえてきますが、いかに彼が限界に挑んでいるかを感じ取れます。彼の息がまだ上がった段階でレストの終了を告げるのは何とも心苦しいものがありますが、文句を言わずにまたフルパドルしてくれるのはなんとも嬉しいですね。
結びに、木鶏クルーは未だに艇速を伸ばし続け、日々成長を続けています。本番まで数日となりましたが、全員が目指すものに向かって、残りの練習1回1回に取り組んでいきます。そして、本番では木鶏の名の通り、どんな相手でも全く動じることなく、このクルーらしいパワフルな漕ぎを見せつけます。応援のほどよろしくお願い致します。
1年舵手 船越翔太


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