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2分間ミステリー

どうも、こんにちは!
漕艇部新三年の三木健司 と申します。

今回、コロナも相まってみなさんが暇を持て余していると思って自分なりに小説を考えてみました!
ここ1,2時間で考えたものなので作りが荒くガッカリされることと思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!
今回のコンセプトは短編推理小説です。短い文章の中に答えのヒントになる手がかりが隠されています。少しの間でいいので、正解を考えてみてください!

それでは、始めます。
『センブリ茶事件』
摂氏三十二度という暑さではあったが、同期のみんなはいいタイミングで東京大学の艇庫に到着したようだった。
 新人チーフトレーナーが、ちょうど新人の陸トレが行われているところだと説明した。
 そこに、一人の青年が艇庫に向かって走って来た。全身汗だくになって、ウッドデッキの日陰にうずくまっている。トレーナーがその部員に氷を食べさせ、汗を拭いてやり、足をマッサージしてやっていた。
 チーフトレーナーが自分のバックから水筒を取り出し、コップに注ぎ始めた。
「これは気付け薬になるセンブリ茶だ。あいつは今ポン1(ボートコースの周辺を一周走るトレーニング)を終えたところ。これが効果を発揮するには十分だ。お前らも飲むか?笑」
 そういってトレーナーはセンブリ茶を同期に勧めた。3人が挑戦したが、3人とも口に含んだ瞬間に吐き出してしまった。
 はたから見ていた自分はいいことを思いついた。これを利用して一儲けできるぞ、と。
「なぁ、あの新人がノーリアクションで飲めるか賭けへん?負けたら今日のお皿洗い全部やったるわ。」
「ええなぁ、それ。乗ったわ。」「俺も。俺も。」
「じゃ、俺はリアクションする方にかけるわ。言い出しっぺやし。」
「はぁ。お前ないわぁ。しんどw」

「みきちゃん、俺かけるわ。」そう言ったのは、同期1の天才梶田くんだ。俺はなんだこいつ?と思いながら可哀想な目で梶田を見てやった。そうしたら、、、
「梶田がいうんやったら俺もかけるわ。」「俺も俺も」とみんな続き、結局俺対他みんな、という構造になった。
梶田のいうことになんの説得力があんねん、と思いながら自分は勝利の表情でトレーナーが新人にセンブリ茶を飲ませるところを見ていた。
そしたら、な、なんということだろう。その新人は顔色ひとつかえずコップの中身を飲み干したではないか!!
そこから後のことは、よく覚えていない。

問:なぜ梶田くんは新人がリアクションしないとわかったのでしょう?

というわけで、みなさんどうでしょうか。実際、トレーナーが新人にセンブリ茶を飲ませることは絶対にないので安心してください。
みなさんが考えている間に、少し自分の周りの状況を話そうと思います。
緊急事態宣言に入り活動が自粛になってからでもオンラインを通じてみんな全力でやっているのを見て個人的に感動を覚えている毎日です。選手側で陸トレの記録を管理したり、アスレチックトレーナーに頼んで記録を分析してもらったり、こういう精力的な活動を目の当たりにすると自分もうかうかしてられないなと思います。
自分は今新歓の仕事に全力投球しています。近々、自分が企画したものがみなさんの目に触れることもあるかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いします。

ということで、答えを書いてこの文章の締めにしたいと思います。
答:梶田くんは、新人が氷を食べさせられているのを見逃しませんでした。氷を食べたことによって新人の舌の感覚が麻痺していたのです。

ハードルが上がった割にはすごくしょうもないオチになってしまいました、、、許してください。

それではまた!!

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