どうも、新四年の主将蛭川です。
2月も半ばに入りもうだいぶ暖かいと思う日も増えてきました。例年ならそんな春の気配にレースシーズンの近さを感じて奮い立ち、寒さが終わることにしみじみと喜びを感じる時期です。しかし今年は特殊な形で迎えることになってしまい、漕げないここ最近の日々をもどかしく感じますね。間違いなく逆境な今の状況、そんな中で思うことを書いていこうと思います。
まず思うのは小さな成長を見つけていけたらという事です。やっぱりモチベーション高くやるには自分の成長も必要だと思うんですよね。ただ思うように伸びない時もあると思います。今がそれだという人も絶対いるはずですよね。そんな時も何でもいいから上手くいっていることに目を向けるのが絶対大事なのかなと思います。去年の自粛期間、僕自身としても序盤はやっぱりあまり練習ができずにおそらく体力も落ちていたであろう時期がありました。そんな時に2000TTで更新していく仲間がいて刺激受けて、「やばい、やんなきゃ」って焦ったのはよく覚えてます。ただ、気持ち切り替えてみてもやっぱり二週間くらいパフォーマンスは波に乗り切れなくてどうしようかと思ってました。そんな時に、とりあえずやると決めていた苦手な腕立て伏せで少しずつ回数が増え始めているのに気づきそれが楽しくて、そこから練習に対して前向きに取り組めるようになり、うまく練習を軌道に乗せることができたのを覚えています。ふとした時に気づいた小さな成長がきっといい循環を作ってくれることだってあると思います。
今はオンラインで一緒にだったり、各自でだったり様々な形でトレーニング、活動が行われていると思いますが、そこに小さな成長の芽は確実にあると思うんですよね。そういうセンサーをできるだけ張って、とにかく見つけていきましょう。
当たり前ではあると思いますが「自分が練習して前はこうだったのがどう変化したのか」、これに気づいて、明確に認識を出来ていることは本当に大切だと思います。というかこれが出来てればまだ若い僕らの体なんて絶対に答えてくれるはずで、変化が見えてきて楽しくなって来るはずです。小さな成長、そこに目を向けてとにかく前向きなモチベーションを作っていく、これができればきっと大きな成長が待ってるはずです。
そしてやはり、今の状況に他大に対してのビハインドを感じることはよくありますね。少し焦るところもありますが、しっかり何が効くのか考えて継続して練習できればいい変化は起きてシーズンに繋がってくるはずです。
昨年末に肋骨を折ってしまい、上半身を使うトレーニングはダメで、エルゴも引けませんでした。正直落ち込みましたが、そんな中でも確実にできるトレーニングはコーチやトレーナーの方と相談しながら続けていました。復帰明けから一ヶ月半経った今、それのおかげなのか結果として今やっているメニューではベストといえるタイムや数値をしっかりだせています。やっぱこう見ると、着実に体力を落とさないように続けた所、成長させられる所は全力を尽くした事が生きているんだろうとは思います。そういう意味で今ここでの練習は積み重ねていく事で確実に今後に繋がってきます。先を見据えましょう。シーズンインした時には今作った土台がしっかりしてれば絶対成果はついてくるはずです。
また「三ヶ月しっかり取り組めば確実な成果は出る」、これはobの方の受け売りですが実際間違いないと思います。自粛明けの去年のインカレ期間も三ヶ月でクルーを作っていました。その中でいい艇速を出して他の強豪と競い合う手に汗握るレースをやってのけたと思います。さらに、その三ヶ月で多くの人は、中には体力が落ちていた人も含め、エルゴのベストを大幅に更新して見せました。三ヶ月となればここから東商戦までの期間です。柔軟性でも体幹部分でもフォームのイメージでも、もしくは内面的なものでも何でもいい、ここだけは変えてやろうという徹底した意識のもと取り組んでいけばきっといい変化はあるはずです。そこが絶対結果に結びついてきます。
ここで体力伸ばしていくことは可能です。自分もここからそれを証明していくつもりだし、絶対に不可能なことなんてない、シーズンインしたらきっといい結果が待ってる、そう信じて突き進んで行きましょう!