コンテンツへスキップ

最後の挑戦

こんにちは!新4年生の高岡です。

春分を過ぎ、いよいよ桜が開花する時期かなと思いながらブログを書いていたが、まさか春分の日を待たずして桜が咲いてしまいましたね。しかも東京では観測史上最速ということで、今年の暖冬っぷりがひしひしと伝わってきます。

今日は僕が主務として務めてきた半年を振り返るとともに、残りの半年への思いを、最後に新入生に向けてマネージャーの魅力が何であるかを綴ろうと思います。

まず振り返りですが…今年はハプニングが多すぎる!!オリンピック、台風19号、そして新型コロナウイルスという3つの波乱を経験しました(オリンピックはこれからですが、何かしらハプニングが起きそうですね)。ここでの苦労話は長くなりそうなので割愛します。

この半年で僕が一つ大きな目標として動いてきたことは、マネージャーの強固な組織体制作りでした。これまでのマネージャー体制は体系的でなく、選手であったときに外から見ていてマネージャー間の関係が見えていませんでした(マネージャーになったときに主務がマネージャーの代表であったことを知り驚きました)。仕事は会計と東商戦幹事と京大戦幹事がメイン、おまけで広報があったような印象でした。また、東大マネと他大マネとの間に壁が隔てられており、独立したチームのようになっていました。
チームとして強くなるために、①全体を見渡せている代表(主務)がいること②取り組むべき大きな枠組みごとに責任者がいること③それぞれが自分の役割を自負していることが必要だと思い、それに向けてマネージャー体制を整えています。大きな枠組みにトレーナー、広報、新歓、会計、大会合宿運営の5つを置き、今年は特にトレーナー体制の充実を目指して頑張っています。今東大マネは8人、他大マネは17人います。今年はこの25人が同じマネージャーチームとして動けるようなチーム文化の土台が形成されてきていると感じています。外からどのように思われているかは分かりませんが、間違いなくこの半年でマネージャーは生まれ変わったと思います。

一方新しくなったマネージャー体制ですが、依然としてまだ弱い部分が拭いきれていない印象を受けます。今の体制を「継続するチーム」になることがまだ難しい印象を受けます。昨年投稿された「マネージャー不要論」が、今後のマネージャー体制、延いてはこの部の課題点を表しているのではないかと感じます。この課題点を解決していくのが、残された半年で僕がやっていきたいことです。
課題点をもう少し具体的に考えていくと、チーム文化の再構築ということになります。

まずここ数年で当たり前として受け入れられてきたマネージャーの役割を部活全体で再認識するべきです。確かにマネージャーがいなくてもこの部活は回ると思います。だからといってマネージャーを撤廃するのは、自分たちが弱い組織であることを認めることになると思います。撤廃するとなったときに、その理由がマネージャーがいなくても部の運営が回るからマネージャーを撤廃するのと、マネージャーの存在が害を為すため撤廃するのでは、意味が全く異なります。マネージャー不要論は、前者の考え方に近いと感じています。この部に最も長くいる最上級生がこのような考えに至ってしまうのは、間違いなくチーム文化の影響だと感じています。
このチーム文化の問題については、一度部員全体でマネージャーがいることでやれること、すなわちマネージャーの存在がプラスになることを全体で納得し、そして全員がその認識の下でこれまでの態度を改めていければきっと解決できると信じています。

これとは別次元でもう一つ変えるべき文化もあります。それは小さな変化に気づくことです。
またマネージャー不要論を持ち出しますが(それだけこのブログからは部の問題がまとめられているのだと思います)、そこには勝ち負けのことが強く書かれていました。確かに一番の目的は「ボートの試合で勝つ」に他ならないです。しかし、普段の練習を見ていても選手が強くなることは感じられます。日々のウェイトの重りが増えていくこと、一つ一つの動作が滑らかになっていること、怪我のリハビリから徐々に普段の練習に復帰していけていることなど。これらの成長は、選手が今の練習形態(頻度、練習後の休養のできる環境を保てているからに他ならないです。マネージャーが選手のサポートを頑張ったからといって選手が強くなるのかと疑問に思うのならば、それは他の人の変化に気づけていないだけです。この小さな変化に気付けるだけでも、自分たちマネージャーの存在意義は感じられるはずです。
小さな変化に気づく文化を作ることは、選手にも言えます。いつも練習が終わった後にご飯を食べて寝るということが多いと思いますが、その時にマネージャーの睡眠不足などに気づけていますか?一緒に練習している選手の体の動きがいつもと違うことに気づけていますか?
何か大きな出来事(エルゴタイムの大幅更新などの良い出来事や退部などの嬉しくない出来事も)が起きる前には、必ずどこかで小さな変化が起こっています。チーム全体が少しでもこのセンサーを敏感にしていければ、間違いなく部全体がもっと輝くことができるはずです。

最後に、合格した新入生へのメッセージをお伝えしようと思います。
合格した皆さん、本当におめでとうございます。今年はイレギュラーなことも多いですが、ぜひ色々な部活動やサークルを見て、自分の納得できるところに入ってください。
1ついえるのは、東京大学運動会漕艇部は最高の青春の1ページを送ることのできる場所です。そしてボートは大学生活を捧げるのに申し分のない奥深いスポーツです。力強い動きの中で全員の動きを合わせるという性質から、ボートは究極のチームスポーツといわれます。この究極のチームスポーツを通して得られる友情は並大抵のものではありません。
未経験からでも日本一の境地までたどり着くための環境が揃っており、挑戦しがいがあります。
一度、ボート部の試乗会イベントに来てみてください!一生に1度のボート試乗チャンスをお見逃しなく!
マネージャーとして何か大きな組織を動かす、あるいは大きなことをしてみたいという人も、ぜひ漕艇部を一つの候補に入れて見てください。大学の部活とは思えないしっかりとした運営体制に、きっと驚かされます。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP