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ボートという競技

こんにちは。04新人の三保です。

実は初めてのブログということで、何を書こうか随分と迷いました。早速遊ぼうかと思ったのですが、せっかくの機会なので最初は真面目に、ボートという競技に3ヶ月ほど携わった感想を書き連ねてみたいと思います。

ボートの競技風景は、一見すると非常に単調です。2000mのレースで同じ動きを240回ほど繰り返せば終わる競技ですから、それは当たり前のことかもしれません。しかし、そんなこととは関係なく、ボート競技はスポーツの最も純粋な楽しさというものを存分に味わえる競技の一つなのではないかと感じています。

話は変わりますが、僕は野球が好きです。見るのも好きですが、やるのも好きです。その野球の動きの中でも、僕が一番好きなのは投球動作です。下手の横好きながら割と長い間やってきてわかったのは、いいボールを投げるには余計な力を排してリリースの瞬間まで脱力して体重移動を行い、リリースの一点に力を込めなければならないということです。これはすなわち、理想的な体の使い方が要求されるということでもあります。

このことはボート競技でも当然同じです。一連の理想的なローイング動作の中には、余計な力みは許されません。脱力と集中が最も重要なのです。こういった体の使い方をすることは、非常な快感ですし、その快感がスポーツの根源的な喜びなのではないかと思います。

もちろん全てのスポーツにおいてこのことは重要な要素です。しかし、ボートは二つの点において、この楽しさを他のスポーツに比べより味わえるのではないでしょうか。

まず一つ目に、個人競技であること。対人競技においては駆け引きが主眼とされがちですし、駆け引きの中においてそうした理想的な動きを保ち続けることは僕のような凡庸な運動神経の持ち主には少々荷が重いように感じます。

二つ目に、複雑な全身運動であること。全身の協調が必要とされる高度な動作であるからこそ、それをぴたりと一致させることに数えきれないrowerが心血を注いできたわけです。

こうした条件に当てはまる競技は他にもあるかもしれません。というより、探せばいくらでもあるでしょう。しかし、そんなことは僕には関係のないことです。厳しい練習の中でも、この理想を見失わずにもっともっと上手くなっていきたいと思います。これからよろしくお願いします。

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