こんにちは!
主将の佐藤です。
ブログではレース結果を掲載しないことになりましたが、それはそれでさびしいですね。
現役としてどうレースを受け止めているか、文章として外へ発信することも必要なことだと感じます。
ぼくはレースの全てを見られたわけではないので具体的な話はあまりできませんが、レース後の懇親会を見ていて思ったことを少し書きたいと思います。
昨年の今頃、自分の新人戦を終えた後にも思ったことですが、やはり新人戦というレースは実にユニークなレースです。
喧々諤々、迷走の危機、同期がぶつかり合うだけにいろいろなドラマに富んでいます。
今回の新人戦も、チームの抱える問題や勝つためのヒントが無数に顕在化しているように感じました。
まず、1年生のエイト、Marikoクルー。
この9人は勢いがありました。
新人戦の1週間くらい前、コックスの徳田(実名で失礼)に「迷走したりとかしてない?」と尋ねたんですが、すると
「迷走って何ですか?」という予期せぬ答えが返ってきました。
正直、ビビりました。
迷走はぼくが見てきた限り東大のクルーにおいてありふれたものですが、今年の新人は迷走を経験したことがないようです。
クルーの意識統一が成功しており、一歩一歩確実に向上している証拠なのでしょう。
1年生からは思考の立て方について謙虚に学び、金輪際東大漕艇部から迷走を一掃したいと思います。
次に女子ダブル、Spicaクルー。
このクルーは1年生の青木と2年生の佐藤で構成されています。
学年が違うためか、インカレ・全日本と対校選手として漕いできたためか、
この2人には新人戦らしい青臭さがなく、大人びた感じのコンビでした。
準決勝では力が及ばなかったものの、ブレードワークの精度では光っていました。
とくに1年生にしてここまで成長した青木には脱帽です。
彼女の成長曲線を見習えば、うちの部は来年にでも日本一になれます。
そして2年生のエイト、無限。
このクルーはなかなか苦悩していました。
セカンドクルーとして組まれた漕手たちにとっても、単身2年生のエイトに乗せられた1年生の高橋にとっても、いろんな感情が渦巻いていたと思います。
懇親会で一人一人話した内容では主に「考えて漕ぐ」というところが焦点になっていましたが、Marikoとは対照的に、このクルーでは「考える」ということが迷走を生んでいました。
無限の9人が直面した問題は、ぼくら新4年生にとっても他人事ではありません。
思考の立て方にもいろいろあります。
勝てる思考をチームで共有することは、ぼくがこの冬場やりたいことの一つでもあります。
今はまだそこまで手が及んでいませんが、部員のみんなに今のうちから考えておいてほしいです。
最後に、舵手つきフォア木鶏。
このクルーは一人一人の成長を感じさせられました。
コックスの石神の話の中で、「今まで先輩のフネに乗ることが多かったが、今回は同期だけで組んだクルーなので自分自身大きく成長できた」ということを言っていました。
一瞬逆説的な印象を受けたのですが、それは先輩としてのプライドゆえだったかもしれません。
この5人は以前からお互いに信頼関係が築かれていて、それが土台となって理想的なコミュニケーションが行われていました。
かなり完成された意思統一だったといえるでしょう。
クルーからの話にもありましたが、学年が混ざったところでもこの信頼関係を築かなければなりません。
合宿制の目的はそういうところにもあるんだな、と改めて思い出させてくれました。
以上、ぼくが見た2011年新人戦でした。
1・2年生のみんな、それから今年度ボート部に携わってくれた皆さん、お疲れ様でした。