3年の山崎です。今日は最近部で盛んに話されている、東大漕艇部の理念について話したいと思います。
先週の日曜、有志の部員で部の活動理念について最後の話し合いがありました。
今までの話し合いで、僕たちは「挑戦」の魅力を共有することができた。今回は、じゃあ外の世界の人々に活動理念として発信するには、どんなフレーズがいいだろう、ということでした。年末の時点では、「挑戦する勇気を社会に与える」みたいな感じかな~、という状態でした。
僕たちの活動は、人々を巻き込むからこそ意味が大きくなると思っています。だから外の世界の人々に活動理念を理解してもらうことは大切なことで、そのための言葉選びも重要になってくる。ということで細かい語法についても話し合いました。
『「与える」ってストレートなかんじでいいと思います。』
『いや、もうちょっと変化球気味のかっこいい動詞に…』
『「…を社会に」で止めても意味通じるのでは?その方が響きもいい。』
(通りすがりの1年生を呼び止めて)『次の○○に入る動詞を答えよ。「挑戦する勇気を社会に○○」』
『社会に還元する』(河村)
なるほど!
『社会に活かす』(小田恭平)
なるほど!!
『そういうのとは違うね。』
『「社会に挑戦する勇気を」は?』
『俺たちが社会に挑むみたいだろ。』
『区切り方が大事だね。』
『「施す」ってよくない?』(施維)
『「勇気を湧き起こす!」』
『「勇気を奮い立たす」!!』
『そういうのって使役で使うっけ?』
『社会っつーか一人一人に持ってもらうイメージ。』
『社会に→多くの人に』
『いや、 多くの人に→人々に の方が』
『やっぱ(語尾が)なくてもいい気がしてきた。外に発信するメッセージなんだし、「勇気を持ってもらいたい」みたいに思ってくれるんじゃない?』
『じゃここでちょっと多数決とってみる?なくてもいい人。』
…………
じゃあ語尾はなしで。
ということで、部の活動理念は「挑戦する勇気を社会に」に決定しました。
たかがニュアンスの問題でわざわざ時間をかけたのですが、案外この作業によって、僕たちのやりたいことに対する理解がより深まったのではないかと思います。
本当はもっと考えていることを話したいのですが、書いてみたら尋常じゃない長さになってしまったので省略します。この分は自分の日記にしてみようと思います。
山崎