昨晩浅野艇庫内において、東大漕艇部OB氏家さん主催のリギング講習会が実施されました。ボート競技においてリギングはとても重要なもので、簡単に言えば艇整備・メンテナンスのことをリギングと言います。艇の構造はかなり緻密で各人に合った設定が必要なため、最大のパフォーマンスを出すためにはシート(艇に乗る場所のこと)を変えればその都度リギングが必要になります。
しかし、角度計や水準器など普段使わないような道具を多用する上、設定の変更が実際漕いだ時にどう影響するのか理解するのがなかなか難しいので、重要視されている割には学生のリギングの知識は多いとは言えない状況です。
そういった中で、昨晩大半の部員が集結してリギング講習会に参加しました。オールと艇の基礎的なリギングを教わりかなり勉強になったようです。特に1年生は今は漕ぐので精一杯だという人が多いと思うので、艇の構造やリギングについて考える機会が設けられたことはよかったと思います。ピンの角度の1,2度のずれを目視で計ることができるなど、驚きの秘伝も教わりました。
この講習会は第2回も開催されます。ボート競技って繊細な部分もあるんです。
飯田