コンテンツへスキップ

1歩。

  • by

こんにちは、江澤です。

今日はマネージャー志望の他大の子たちがご飯づくり体験に来ていました。

ハンバーグもサラダもミネストローネもとってもとってもおいしかった!

練習後の疲れた体に沁みました、ごちそうさまでした。

さて、今日は少し真面目な話を。

というのも、ここ最近東商戦に向けてクォドを漕ぎこんでいたり、新入生と話す時に改めて真正面から自分の中の”ボート”と向き合ったりしているうちに、なんだかんだでこの1年の間にボートというスポーツに愛着がわいているなぁということに気づいたんです。

そんなことをぼんやりとですが書こうと思います。

そもそもわたしは、ボート競技そのものにひかれてこの部に入ったわけではありません。

もちろん試乗会でボートを漕ぐのは楽しかったですが、それはすごく小さな要因で、ボート部の人の魅力であるとか、ここが一番勝ちに近いと感じたということであるとか、そういうことのほうがずっとずっとわたしの選択には大きく影響していました。

正直な話をすれば、選択肢のもう一つとして迷っていたラクロスのほうが競技としては楽しいよなぁと今でも思っています。

もっと言えば、中高でやっていたバレーボールは、たとえばサーブで相手を崩した瞬間、たとえばレシーブが完璧なところに上がった瞬間、たとえばスパイクが決まった瞬間…とたくさん気分が盛り上がるポイントがありました。(練習中しかり試合中しかり)

それと比べればボートは同じ動きの繰り返しで、言ってしまえばとても単調なスポーツです。

もちろん試合で相手をさした瞬間や勝つ瞬間は気分が高揚しますが、とくに普段の練習で大きな喜びを覚えるようなことはほとんどありません。

とまぁここまでボートをぼろくそ言うようなことを書いてきたんですが、大事なのはここから、最近はちょっと感じ方が変わってきた、という話です。

クォドでの練習が始まってから、3番と整調の両方をある程度の期間漕いだのですが、2つのシートで感覚が全然違う。

3番は艇の動きが手に取るようにわかるし、整調はクルーの動きがわかる。

「シートによっていろいろ違うんだよ~」なんて話を先輩から聞いたことはありましたが、これを自分で体感したときはすごくわくわくしました。

また、ボートに乗っていないときもきっと頭の片隅に常にボートのことがあるんでしょう、ふとした瞬間(たとえばスーパーで補食を買っているときとか笑)に「あ、今度キャッチのイメージをこんな感じにしたらどうだろう」などと試したいことを思いつくのですが、次の乗艇でそれがぴたっとハマり艇の動きが明らかに変わったときの昂揚感は言葉では表せません。

(まぁたいていはあまりうまくいかないんですけどね、、)

他にも、理想とする漕ぎやリズムがあって、まだそれには遠いけれど、その動きを繰り返し頭に刷り込んで、必死に自分の身体で再現しようとするうちに、ある乗艇で少しそこに近づく足掛かりが見える。

こういう日には感覚を忘れたくなくて、寝るのが怖くなります。

こんな風に、ボートの”おもしろさ”に最近気づき始めています。

そう、上でラクロスについて”楽しい”と書きましたが、ボートはどっちかといえば”おもしろい”んですよね。interestingというか。

新歓で新入生にボート部の良さを伝えようとすると、自分の中のボートに対するプラスの感情を探すことになるからいいですね。

論語にもあります。

『之れを知る者は之れを好む者に如かず。

之れを好む者は之れを楽しむ者に如かず。』

少しずつでもボートを好きになって、そして、そのおもしろさを見つけていけたら、それもわたしの、そしてこの部の目標である日本一への1歩なんだと思います。

江澤千春

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP