ですがシーズンが終わって結果を振り返ってみれば、
今年の女子部は
・東商戦敗北
・京大戦敗北
・インカレ(シングルスカル、ダブルスカル)敗復で敗退
・全日本(クォド)敗復で敗退
という結果で、例年通り「一つも勝てない女子部」のまま終わってしまいました。
対校エイトを勝たせることもできませんでした。
なぜか、と考えれば、勝てなかった原因は山のように浮かんできますが、
結局は自分自身の取り組みの質が甘かったという、それだけでまとめることもできます。
私自身は去年より少しは強い選手になったような気がしていたし、
他の女子部のメンバーも、もちろん去年より強くなりました。
でも根本的なところは、最後まであまり変わらなかったのだろうと思います。
ボートは「クルーで協力して舟を速く進めるスポーツ」です。
クルーボートを速くするには、
自分は周りから信頼される努力をしなければなりませんし、
逆に何があろうともクルーを信頼し続けることも必要です。
「信頼」とは、とても漠然としていて胡散臭い言葉ですが、
そのためには、
自分にできうる最高のドライブを常に出すとか、
周りを納得させられるくらいエルゴを回すとか、
毎乗艇コンスタントに上手くなるとか、
誰よりもたくさん懸垂をするとか、
誰よりも時間を割いてストレッチをするとか、
練習で気迫を表現するとか、
自分に与えられた役割を演じきるとか、
相手の気持ちをよく考えるとか、
相手に伝えたいことは勇気と誠意をもってきちんと伝えるとか、
そういう具体的な努力が必要です。
(と言うととても難しくて大変なことっぽいですが、逆に「努力だけすればいい」という簡単っぽい言い方もできると思います。)
どれもそこそこエネルギーを使うので、サボりたくこともあると思います。
もちろん、色々なことを完璧にやろうとして深刻になったり、何か特別なことをやったり、「自分がやらなければ」と一人で全てしょい込んだりする必要はありませんから、
ときにはサボることもあっていいと思います。
ですが、今年も女子部は全員、そうした「信頼のための努力」をサボることがあまりにも多すぎたと思います。
それはひとえに、「対校エイトを勝たせる」という目標に恥じないだけの行動をとれなかった私の責任です。
チームのみんなには本当に申し訳なく思います。